
「ゲーテのくみ木」は、日本学校図書株式会社が販売していた乳幼児向け教材「家庭保育園」に含まれていた知育玩具です。「家庭保育園」には第1~6教室の教材があり、第6教室が「ゲーテのくみ木」でした。
しかし、「家庭保育園」はすでにサービス終了しています(2019年頃?)。公式サイトも現在、存在しません。
「ゲーテのくみ木」の定価
「ゲーテのくみ木」の定価は155,400円(税込)。
価格から消費税率が5%であることがわかるため、2014年3月の増税(8%)より前に販売されていたようです。
また、2015年頃には、「家庭保育園」の第6教室が「ゲーテのくみ木」から「家庭保育園通信プリント」に変更になったという情報もあり、「家庭保育園」のサービス終了よりも前に販売中止になっていた可能性が高いです。
そのため、現在、中古市場に出回っている「ゲーテのくみ木」は、10年以上前に製造されたものだと思われます。
「ゲーテのくみ木」の説明
「家庭保育園」の公式サイトには、次のような説明が掲載されていました。
現在は閲覧できないため、そのまま引用します。
第6教室 ゲーテのくみ木
手は突き出した脳である
手は突き出した脳といわれるように、手、手首を使うことは脳の発達に重要なことです。
ゲーテのくみ木を使った創作活動は、お子さまの脳(=前頭前野)の発達を促進し、
さらに知性、穏やかな心、創造力や想像力を高め、プラスチック(ABS樹脂など)では不可能な五感教育に最適です。専用収納ラックで、スッキリ、簡単に収納できます。
教材の紹介
材質は、最高級のヨーロッパ産メイプルを使用し、有害塗料金具を一切使用せず、
安全はもちろん、何よりも自然との対話を重視した玩具です。
今までにない豊富な形状と充分なパーツ、熟練職人による工差0.1㎜以下の精度を追求した、手作り製品です。ひとつひとつの部品はすべて手作り、日本有数の熟練職人であっても、
一日わずか数個しか作ることができません。
まさに孫の代まで使える最高峰の宝物・・・それが「ゲーテのくみ木」です。155,400円 (本体価格148,000円)
引用元:家庭保育園 公式サイト(http://www.katei-hoikuen.co.jp/dai6.htm)
公式サイトには、小さな子どもが「ゲーテのくみ木」で作られた車に乗って遊んでいる画像も掲載されていました。荷体重制限については記載がありませんでした。
材質は白樺?メイプル?
私の手元にある「ゲーテのくみ木」のガイドブックには、「ヨーロッパ産メイプル」と書かれていますが、ネット上では「シベリアの白樺」という記述を見かけることがあります。
もしかすると、生産時期によって「ヨーロッパ産メイプル」だったり、「シベリアの白樺」だったりしたのかもしれません。
ちなみに、童具館の「くむくむ」はブナ材を使用しています。
パーツの内容
「ゲーテのくみ木」のパーツ内容は、次のようになっています(画像は「ガイドブック」を参照)。

※生産年によってパーツが異なる可能性があります。
このほかに、専用の収納棚と作品例が載った「ガイドブック」も付属しています。

次回は…
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
今後、「童具館のくむくむを買おうと思っていたのに、ゲーテのくみ木を購入した経緯」、ゲーテのくみ木で作った作品についても書こうと思います。